美山村(現 山県市美山地区)は徳川時代 幕府領として代官所が置かれ、尾張藩主・徳永義直(家康の9男)の所領地であった。明治・大正時代 この村の人々はわずかばかりの田畑を耕し、養蚕と武儀川の清流を利用した手漉き和紙作りで生計を立てていた。昭和の初期 全国な不況の波を受け村民は疲労困憊の生活を続けていた。更に時代の変革は養蚕・和紙の斜陽化にも拍車をかけていた。

 名古屋 御器所町で水栓工場を経営していた北村静男氏が生まれ故郷の村づくりの為にと昭和8年 北村鋳造所佐野分工場を創った。美山町水栓工業の始まりである。これを契機に村人はこの新しい産業に従事していった。
水栓バルブ発祥の地


 戦後の復興と共に建築産業の一端を担う水栓産業は燎原の火の如く村中に広がり急速に発展をとげ、現在全国一の「水栓の町」として知られるようになった・・・・
鍛造の様子  当社もまた美山の地に昭和32年5月に創業し、それ以来、水栓器具や埋設バルブに使われる真鍮・砲金部品の製造に邁進してまいりました。

お客様の様々なニーズにこたえるべく生産技術の向上と省力化を図り、ものづくりの原点を追求してきた姿勢はユーザー様から高い評価と信頼をいただいております。
 当社は鍛造から切削加工まで社内で行うことで様々な部品を一貫生産することで効率よく供給できる体制になっております。鍛造することで、様々な形状を成形するだけでなく、高騰している材料の持掛重量の削減が出来ます。

加工についてもドライ加工で2ターレット2スピンドルなどの高効率な複合加工で対応しております。

マシニングセンターとCNCチルティングロータリーテーブルを組み合わせることで1チャックで多面加工を実現しています。
切削加工の様子

マシニングセンターの加工

当社の得意な加工に球面加工があります。ボールバルブの弁体の加工ではその表面処理(ニッケルクロムメッキ・カチオン電着塗装・テフロンコーティング)と共に様々な形状、寸法に加工しております。

CNC旋盤やマシニングセンターなど合わせて100台以上の機械台数を保有しており、24時間体制で生産にあたっております。

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